他人を羨ましく思ってしまう、醜い心

仕事が出来なくなってから…普通の生活さえ出来なくなってから…
他人の幸せを羨ましく思う自分がいる
惨めで、情けなくて、醜い心の自分になる

気力さえなく寝たきりのままの時は
その気持ちさえ湧かない自分だけど

気力が少し戻ると
幸せな人を羨ましく思ってしまう

容易く幸せになれる人も、いるような気さえしてしまう
皆、きっと努力してそうなっているのに

でも心が明るい人は、きっとどんな困難も乗り越えられるような気がする

私もかつては明るい自分だったと思うんだけどな
まだ若くて苦しみを知らなかった時は
少々の辛さには堪えられていたのに

でもその時は、きっと冷たい人間だった
辛い立場の人の気持ちさえ分からなかった

私は進歩がないな

でも年を重ねていくことを少しずつ受け入れている
時が過ぎることが
怖くて仕方がなかったけど
最近やっと少しずつ
受け入れられてきている

ずっと寝たきりの時には
物欲もなくしていた
今、物欲が出てきたけど
そうなると素敵なものを持っている人が羨ましく思えてしまって

私も気力、体力をつけてもう一度、仕事がしたいなと思う、そして素敵なものを身につけてみたいなと思う
少し気力が戻ると、そう思ってしまう

でも気力も体力も、もう本当に落ちていて復帰は
なかなか厳しい
現状で満足するしかない
いや、でも、そんなには不幸でもないのかな

人と比べなければ、少しはましな生活を自分なりにおくれてはいるのかもしれない

自分で自分を思っているほどは、不幸でもないのかもしれない
不幸と思う自分が、不幸を引き寄せているだけのことなのかな
様々な人生がある

どう生きていくか、決めるのは自分

今、与えられている自分の命を使って、どう生きていくか、決めるのは自分

浮き沈みを繰り返して、もがきながら
今日もなんとか生きられた