欲しいもの

浮いたり沈んだりが、やっぱり激しい

1月は、ほとんど寝てばかりの毎日だった

そろそろ少しだけ動かないと、と思いたって、
食べたいものを食べに出掛けたり、自炊したりした

少し、外を出歩くと、欲しいものが沢山あることに気がついた
洋服、靴、バッグにお財布、化粧品、ピアス、髪の毛も切りに行きたい
鬱がひどくて元気がどうしても出ない時は、欲しいものを買いに出掛ける気力も無くなってしまう。それどころか欲しいものが無くなってしまう

何年か前は、酷い状態だった
髪は伸びっぱなし、白髪染めも出来ない、洋服は着られたらそれでいいような格好をして、身だしなみが出来なかった
本当に女を捨てていた、人間を捨てていた、廃人だった

その時から、少しずつましになってはきたけど、化粧は全然しなくなり、いつも素顔で出歩いている

だけど、なんだか突然に、化粧をしたくなってきた
もしかしたら、両極性障害なのかな、とも思う
パニックにもなったこともあるし、私はたぶん根っからの精神障害者なんだろう

今、少し気分が上がっているけど、たぶん続かないんだろうな。悲しくて、辛いけど、もう繰り返しだから、たぶんそうなんだろうと思う

きっかけは、友達から連絡をもらうと、少し気分が上がるみたいだ

でも、少しでも鬱が晴れているときには好きなことをなるべくしようと思う

そうしなければ完全に寝たきりになってしまうだろうと思う
1年間の大半は、寝ていて過ごしても、せめて鬱が晴れた少しの間だけでも、外を歩いたり、お化粧をしたり、プチプラだけど身だしなみを整えて楽しもう、と思う

デイケアは、利用者さんが入れ替り仲の良い友達がいなくなってしまったので、就労支援に通おうかなと思っている
ずっと先でもいいから、パートでも働けたらいいな、とそれが希望だ
でも、もう働けなくても、こんな鬱の晴れ間を少しだけでも満喫出来る人生にしよう

今も、まだこの精神疾患の原因がわからないけど、根性や、性格のせいもあったとしても、当の本人の私はやはり脳の何らかの異常もあるような気がしてならない。普通の健康な人が気分をコントロール出来るのに対して、やはり精神疾患を抱えている人はなかなか気分のコントロールが効かないのが真実だと思う
根性や性格でこの病気になっているなら、治せるはずなんだよなぁ…でも気力がゼロになってしまうんだから、本当に厄介だなぁって、思う

お友達から、毎日を大切に生きてね、とのメッセージをもらって、また違うママ友で、娘のお友達が結婚し、夏にはママになるとのことだった

自分が結婚し、子供を産んだのがついこないだのような気がするのに。
時が過ぎるのは、あっという間なんだなぁと思う

鬱が晴れている時だけは、時の流れを怖く思わない自分になれるのに。
時が流れるのを、当たり前のように受けとめられたなら、病気も良くなるような、そんな気がしている